オールセラミッククラウン

オールセラミッククラウンは、全体がセラミック(焼き物)のクラウン（被せ物）です。

虫歯などの治療後の歯の詰め物には、一般的に銀歯を使用します。銀歯には「強度と耐久性がある」、「保険が適用されるため安価である」などのメリットがありますが、一方、「見た目が目立つ」、「金属を使用しているので金属アレルギーの心配がある」というデメリットもあります。

オールセラミックは、被せ物や差し歯の素材が全てセラミックで出来ているものを使用する審美治療です。金属を使用していないので、体に金属アレルギーをお持ちの方でも安心して治療を行うことができます。

・歯肉とかぶせた冠のふちに黒い金属が見えている方
・歯が着色している方
・歯冠治療の必要な歯がある方

金属を一切使用しないため、経年による金属の露出や黒ずみがありません！

オールセラミックで得られる審美効果には目を見張るものがあります。高密度に焼結された酸化アルミニウムは光を透過し、非常に美しく自然観があります。またほとんど変色しません。

既に500万件を超える修復物が、患者さんの口腔に装着されてきました。管理された臨床試験で得られた結果は注目すべきものです。長年にわたり多くの患者さんの口腔内で機能しています。

総入れ歯では、部分入れ歯以上に不安定で噛むのに苦労し、発音もしにくくなっていましたが、そんな方には、インプラントを数本埋め込み、入れ歯を固定できます。それにより天然の歯のように食事が楽しめます。

1.カウンセリング: まずは、どこをどのように治療したいのかカウンセリングします。オールセラミックは、どこの歯でも治療ができるので、希望する治療内容をしっかりと話し合いましょう。
2.歯のクリーニング: 本格的な治療を行う前に、歯に付着した歯垢や歯石を除去します。歯のクリーニングを行うことで、ムシ歯などをチェックします。もし、ムシ歯などが見つかった場合は、先に治療をします。
3.歯の形成と型取り: オールセラミックを取り付けるために歯を削り、形成した歯の型取りをします。製作期間中は仮歯を付けておきます。